今日はこの1年私が考えたことと次なる企みについて書きます。
今まで何人もの子どもたちに出会ってきた。
その子どもたちの大半が、「学校でしんどい思いをしている」子どもたち、だった。
できることとできないことの差が顕著で、周りの理解を得られにくい子。
自分に合っている方法だったら学びに没頭できるのに、自分の学校のやり方だと没頭できずに「問題児」とされる子。
やることすべてを否定され、ただただ無気力になっている子。
学校の行事や活動の「目的」がわからずに、納得できずに行かないことを選択した子。
「障害」というラベルにより、「できなくて当たり前」とされてしまう子。
とにかくオトナの指示を聞けるように、だけを目指したのか、自発的な行動が見られなくなった子。
あまりにもたくさんの子どもたち(とその親御さんたち)がしんどい思いをしていた。
私はそれはおかしいと思った。
だから、どうしたら、しんどくなくなるだろう?と考えた。
「学校が悪い」とか「先生が悪い」とかそういう問題ではない。
何か仕組みがおかしい。
たくさん勉強する中で出会ったのが、「インクルーシブ教育」だった。
誰も排除しない教育。
多様性に耐えられる教育。
そんな教育を実現するために、自分にできることは何かいつも考え続けてきた。
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このブログの中で何度も書いたこと。
例えば
「インクルーシブ教育と特別支援教育の違い」
「インクルーシブ教育には通常教育の改革が必要なワケ」
など。
インクルーシブ教育を推進するためには、
そもそも通常教育自体が子どもたちは多様であり、多様なスピードで多様な学びをすることを前提としていかないと、いくら「支援が必要な子ども」に必要な支援・配慮がなされたとしてもそれは「画一的なスピードや学び方」に乗せるための支援・配慮になってしまい、それはむしろインクルーシブ教育というよりも、押し付けになる。
それでは、私が接してきた何千人もの子どもたちはしんどいままだ。
通常教育自体が子どもたちの多様さを前提としていけるために、自分ができることはなんだろう。この何年間かはずっとそれを考えていた。
とはいえ、私はもともと「特別支援教育」・「障害児教育」の専門。
学会発表をしたり、いろいろな勉強会にいっても結局そこにいるのは「特別支援教育」関係の方たち。
なんだかんだ言って、枠にとらわれていたのは私だった。
それじゃだめだと思った。
だから私はこの1年間、意識的に「特別支援教育の外」に出た。
通常学級の先生たちは、何を理想として授業をしているのか。学級づくりをしているのか。
どんな指導方法や学級経営、教科教育の仕方があるのか。教師教育はどうあるべきと考えられているのか。
何を思ってどんな働きかけを日々の実践の中でされているのか。
教師としてどうあるべき、と思っているのか。どんな子ども 観をもっているのか。
「良い教師」「カリスマ教師」はどんな教師なのか。
それを知らずにしてただ「インクルーシブ教育大事!」とか言ってるんじゃだめだなあ、と。
結果、たくさんの先生とこの1年間出会った。たくさんの学校の校内研修にも招いていただいた。たくさんの先生方と話した。そして勉強した。
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気づいたことが二つあった。
一つ目。
講演会やセミナーを開くと、沖縄や北海道からわざわざ学びにきてくださる先生方もいた。
「もっともっと子どもたちの多様なニーズを知りたい!応えるための方法が知りたい!」
「インクルーシブ教育の理論はわかるけど、実践についてもっと知りたい!引き出しがほしい」
なるほど!!
先生たちが学ぶ場が限られているのかも…?
先生方がインクルーシブ教育について継続的に学べる場を作りたい!
私が伝えるだけでなく、お互いに学びあえる場にしたい。
二つ目に気づいたこと。
「すでにインクルーシブ教育を実践されている先生、たくさんいらっしゃるなあ!」
「私が理論で説明していること、実践されている先生、たくさんいらっしゃるなあ!」
仕組みの縛りはあるものの、子どもの多様さを無視せずに、一人ひとりと向き合い、しんどそうな子がいたらどうしたらその子がしんどくなくなるか考えて、試して、また考えて…
「こんなに素晴らしい先生たちがいらっしゃるのに、どうして私が接した何千人もの子どもたちはあんなに自分が壊れるまでしんどい思いをしているのだろう?」
ある講演会である先生がおっしゃっていた。
「自分の実践はインクルーシブをすごく意識しているし、日々葛藤している。一番難しいのは、周りの先生をどう巻き込むか。どうやってこの考え方を広めていくか」
なるほど!!
先生方の実践の言語化をお手伝いして、その広め方を共に考える場を作りたい!
もちろん、法律とか、教員養成のあり方、とか学校経営のあり方、とか、長期的に変えていかなきゃならないものはたくさんある。それはそれで、働きかける。
でも、今の既存の仕組みの中で、こんなに素晴らしい実践をされている先生方がいらっしゃる。
もっといろいろな方に素晴らしい実践を知ってほしい。
すでに実践されている先生方が孤軍奮闘するのではなくて、互いに実践を共有したり、周りへの働きかけ方を共有できる場を作りたい。
そして、「インクルーシブ教育」の本質をもっといろいろな方に伝えたい。
学びの場をもっと作りたい。
そのために私ができることはなんだ??????
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私にできること。そして、今年度私がやること。
①インクルーシブ教育に関する情報を無料配信する!
インクルーシブ教育、とりわけ多様なニーズのアセスメントの視点、接し方や対応方法のレパートリーを伝える!
そして、多様な先生方の実践を私なりに分析・言語化して、配信する!
(※ご協力いただける先生方大募集!)
②インクルーシブ教育について学べる場を作る!
この1年の単発のセミナーや講演の課題は、その場で終わってしまうこと。
その後も継続的に先生方が学び続けられる、かつ実践の進捗まで共有しあえる場を作る。
さらに、「インクルーシブ教育リーダー養成研修」として、リフレクションを通して理論と実践を結びつけるリーダー研修を実施する。教師教育の分野とコラボレーションして、先生方が他の先生や学校を巻き込めるよう、完全バックアップする!
さらに、さらに、
関東だけでなく関西の先生方にももっと機会提供をできるように、関西で大規模セミナーを開催する!
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私が今の立場でできる最大限を私なりに考えました。
まずやってみます。
いつも応援してくださる方々、講師として協力くださるみなさま、そしてバックアップしてくれる会社のみなさんにほんとうに感謝しています。ありがとうございます。
メルマガ・研修はもちろん先生方以外でも登録・参加可能です。
興味ある方はぜひぜひぜひ、ご登録・ご参加ください。
そしてもっと「こうした方が良い!」「これが知りたい!」などがあれば忌憚のないご意見をお願いいたします。
新しいことは怖いけれど、この一歩を踏み出せた。
この「あたし論」を読んでくださっている方々にお会いできるのを楽しみにしています。
メルマガ・研修のご登録・お申し込みはこちらからです。
どうぞよろしくお願いいたします。
今まで何人もの子どもたちに出会ってきた。
その子どもたちの大半が、「学校でしんどい思いをしている」子どもたち、だった。
できることとできないことの差が顕著で、周りの理解を得られにくい子。
自分に合っている方法だったら学びに没頭できるのに、自分の学校のやり方だと没頭できずに「問題児」とされる子。
やることすべてを否定され、ただただ無気力になっている子。
学校の行事や活動の「目的」がわからずに、納得できずに行かないことを選択した子。
「障害」というラベルにより、「できなくて当たり前」とされてしまう子。
とにかくオトナの指示を聞けるように、だけを目指したのか、自発的な行動が見られなくなった子。
あまりにもたくさんの子どもたち(とその親御さんたち)がしんどい思いをしていた。
私はそれはおかしいと思った。
だから、どうしたら、しんどくなくなるだろう?と考えた。
「学校が悪い」とか「先生が悪い」とかそういう問題ではない。
何か仕組みがおかしい。
たくさん勉強する中で出会ったのが、「インクルーシブ教育」だった。
誰も排除しない教育。
多様性に耐えられる教育。
そんな教育を実現するために、自分にできることは何かいつも考え続けてきた。
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このブログの中で何度も書いたこと。
例えば
「インクルーシブ教育と特別支援教育の違い」
「インクルーシブ教育には通常教育の改革が必要なワケ」
など。
インクルーシブ教育を推進するためには、
そもそも通常教育自体が子どもたちは多様であり、多様なスピードで多様な学びをすることを前提としていかないと、いくら「支援が必要な子ども」に必要な支援・配慮がなされたとしてもそれは「画一的なスピードや学び方」に乗せるための支援・配慮になってしまい、それはむしろインクルーシブ教育というよりも、押し付けになる。
それでは、私が接してきた何千人もの子どもたちはしんどいままだ。
通常教育自体が子どもたちの多様さを前提としていけるために、自分ができることはなんだろう。この何年間かはずっとそれを考えていた。
とはいえ、私はもともと「特別支援教育」・「障害児教育」の専門。
学会発表をしたり、いろいろな勉強会にいっても結局そこにいるのは「特別支援教育」関係の方たち。
なんだかんだ言って、枠にとらわれていたのは私だった。
それじゃだめだと思った。
だから私はこの1年間、意識的に「特別支援教育の外」に出た。
通常学級の先生たちは、何を理想として授業をしているのか。学級づくりをしているのか。
どんな指導方法や学級経営、教科教育の仕方があるのか。教師教育はどうあるべきと考えられているのか。
何を思ってどんな働きかけを日々の実践の中でされているのか。
教師としてどうあるべき、と思っているのか。どんな子ども 観をもっているのか。
「良い教師」「カリスマ教師」はどんな教師なのか。
それを知らずにしてただ「インクルーシブ教育大事!」とか言ってるんじゃだめだなあ、と。
結果、たくさんの先生とこの1年間出会った。たくさんの学校の校内研修にも招いていただいた。たくさんの先生方と話した。そして勉強した。
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気づいたことが二つあった。
一つ目。
講演会やセミナーを開くと、沖縄や北海道からわざわざ学びにきてくださる先生方もいた。
「もっともっと子どもたちの多様なニーズを知りたい!応えるための方法が知りたい!」
「インクルーシブ教育の理論はわかるけど、実践についてもっと知りたい!引き出しがほしい」
なるほど!!
先生たちが学ぶ場が限られているのかも…?
先生方がインクルーシブ教育について継続的に学べる場を作りたい!
私が伝えるだけでなく、お互いに学びあえる場にしたい。
二つ目に気づいたこと。
「すでにインクルーシブ教育を実践されている先生、たくさんいらっしゃるなあ!」
「私が理論で説明していること、実践されている先生、たくさんいらっしゃるなあ!」
仕組みの縛りはあるものの、子どもの多様さを無視せずに、一人ひとりと向き合い、しんどそうな子がいたらどうしたらその子がしんどくなくなるか考えて、試して、また考えて…
「こんなに素晴らしい先生たちがいらっしゃるのに、どうして私が接した何千人もの子どもたちはあんなに自分が壊れるまでしんどい思いをしているのだろう?」
ある講演会である先生がおっしゃっていた。
「自分の実践はインクルーシブをすごく意識しているし、日々葛藤している。一番難しいのは、周りの先生をどう巻き込むか。どうやってこの考え方を広めていくか」
なるほど!!
先生方の実践の言語化をお手伝いして、その広め方を共に考える場を作りたい!
もちろん、法律とか、教員養成のあり方、とか学校経営のあり方、とか、長期的に変えていかなきゃならないものはたくさんある。それはそれで、働きかける。
でも、今の既存の仕組みの中で、こんなに素晴らしい実践をされている先生方がいらっしゃる。
もっといろいろな方に素晴らしい実践を知ってほしい。
すでに実践されている先生方が孤軍奮闘するのではなくて、互いに実践を共有したり、周りへの働きかけ方を共有できる場を作りたい。
そして、「インクルーシブ教育」の本質をもっといろいろな方に伝えたい。
学びの場をもっと作りたい。
そのために私ができることはなんだ??????
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私にできること。そして、今年度私がやること。
①インクルーシブ教育に関する情報を無料配信する!
インクルーシブ教育、とりわけ多様なニーズのアセスメントの視点、接し方や対応方法のレパートリーを伝える!
そして、多様な先生方の実践を私なりに分析・言語化して、配信する!
(※ご協力いただける先生方大募集!)
②インクルーシブ教育について学べる場を作る!
この1年の単発のセミナーや講演の課題は、その場で終わってしまうこと。
その後も継続的に先生方が学び続けられる、かつ実践の進捗まで共有しあえる場を作る。
さらに、「インクルーシブ教育リーダー養成研修」として、リフレクションを通して理論と実践を結びつけるリーダー研修を実施する。教師教育の分野とコラボレーションして、先生方が他の先生や学校を巻き込めるよう、完全バックアップする!
さらに、さらに、
関東だけでなく関西の先生方にももっと機会提供をできるように、関西で大規模セミナーを開催する!
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私が今の立場でできる最大限を私なりに考えました。
まずやってみます。
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