「働き方改革」で圧倒的に大切なのは自己認識と自己決定

「多様な人が自分らしく働く組織とは?」にそのために大切だと考えている以下の6つの観点を書いた。

1. 「違いを尊重しあおう」「得意・強み・好き」を活かそう」の共通認識
2.お互いの違いが「大切にされた」経験や強みが実際に「活かされた」経験をしながら、「ちがうと感じる人とのコミュニケーションの仕方」をスキルとして習得する。
3. 経験の中で自己理解と他者理解を繰り返す。
4.自分についても、他者についても、「自分らしく働く」と、「組織への貢献の最大化」の最大公約数を考える。
5.個々の変化と組織の変化に合わせて調整をし続ける。
6.ひとりじゃしんどいから、上記5つは仲間とする。

読んでいただいた方から、「4が一番難しい!」と言われた。
私もそう思う。

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流行りの「働き方改革」。
推進されていくにあたり、より多様な働き方が当たり前の時代になっていくのだと思う。

でも、多様な働き方が可能となっても、それが押し付けられていたら意味ない。
どんなに多様な働き方があったとしても、選択するのは自分。

一見、「働き方改革」って「自分のこと考えてくれている!」風に聞こえるかもしれないけれど、

・自分はどんな仕事をしたいのか?
・どんな仕事をしている時が、最大限自分のパフォーマンスが高いのか?
・それを実現するために、どんな働き方ができると良いのか?
・職場環境はどんな環境が良いのか?

など、自己認識し、自己決定していくこと。

組織にいて、その組織においてやるべきことを与え続けられることが当たり前な人にはむしろ辛いかもしれない。
誰かに決められた枠組みがあり自分で選択しないことの方が楽と感じたりするのかもしれない。

自己認識、そして自己決定。

私はこの1年ほどで、4に書いたどんな仕事をすることが自分の喜び・やりがいであり、かつ社会にとっても価値があるのか、を見つけることができた。

① 自分がどんな時にやりがいを感じるか、どんな時に心に火がつくのか、を明らかにする(行動分析でいうところの自分の強化子、ACTでいうところの「価値」)
心に火が付いている時、夢中になっている時、人は圧倒的にパフォーマンスが高まる。
(もちろん仕事関係じゃなくても良い。プライベートも含め。)

② それを最大限実現するためには、どんな条件が必要か?
例:一緒に働く人たち、文化、働き方、仕事内容など。。。

③ その条件を満たしていくためには、どのようにして今の仕事内容や働き方を変えたら良いのか?

①をみつけるのが一番難しいと思う。
一つじゃないからランキング形式になるし、状況によって変動するから、定期的に自分のことをモニタリングして、新たなやりがいは見つかったかなあ?とか、今週の「夢中」はなんだったかなあ?とかリフレクションできると良い。そして一人でやるのしんどいから、人とやることをおすすめする!



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この半年ほど就労支援を兼務しており、「働く」とは何か?についてずっと考えている。

多様な人がインクルードされる社会は、多様な人が自分の「多様さ」について自己認識しており、他者の「多様さ」についても認識し尊重している社会なんだと思う。


自分を知るといえばこの本。




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