振り返りと2014年やりたいこと

気分転換に振り返る!そして今年やりたいこと。

2013年の振り返り
1.NYとメリーランドへ!(1月)

NYでは、特別教育学校区である第75区を訪問。
他の州の自治体は大抵の場合通常教育の学校区の中に特別教育部門があって、そこで特別教育の質を担保しているのだけれど、NY市は通常教育の学校区とは別に特別教育学校区があった。日本の特別支援学校のセンター的機能に近い。非常に興味深かった。
ここの教育委員会では、戦後からずーっと特別教育に携わっているペギーさんにお会いし、感動して帰り道泣いた(笑)

メリーランドでは、特別教育政策の研究者、Margaret McLaughlin教授に会う。
「そもそも通常教育カリキュラムへのアクセスは障害のある子どもたちの将来の自立と自己実現につながるの?」とのストレートな問いに対し、「教科の本質を教えることができれば、つながるはず」とのお答えをもらった。さらに、「生活スキルは教育しなくていいの?」との問いに対しては、「生活スキルは時代によって変わっていくでしょう。黒電話からiPhoneに変わったように。私たちは教科を教えることが子どもたちの幸せにつながると信じるしかない」ということも。


この訪問から、「そもそもなぜ教科を学ぶのか?」という問いを持つようになった。
特別支援教育の枠の中にいるのではなく、通常教育を研究する方々とコラボレーションをしなければならない、と強く思った。
そして、大切なことは、何を教えることが正しいか、とか間違っているか、ではなく、常に探し続けることなんだ、と思った。それは国単位でも一緒だ。

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2.シアトルへ!(3月)

こちらは仕事の出張で。ギフテッド向けの学校や、21世紀スキルに基づいた教育をしている学校、幼児期インクルージョンをおこなっている教育機関、そして重度の障害のある子どもたちがいる学校へ行ってきた。
プロジェクト型学習や、ICT教育が非常に充実していて、おもしろかった。
印象深かったのは、University Child Development Schoolのファシリティとカリキュラム。
おもちゃ箱みたいな超魅力的なファシリティ!に加え、重要なポイントのみが共有されていて、活動内容は先生が集団に合わせてデザインしていく。先生たちが自由に考えられる余白が多い。
ここで「理想の学校つくりたい!」と思った。

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3.研究論文もがんばったよ

2月にはようやく博士論文の中間発表を終えた。
研究論文は査読付き1本。今1本執筆中。
査読なしはセカンドもいれたら4本ぐらい?

お盆休み3日間で査読論文1本書いたのは頑張った…
学会発表はしませんでした。

4.いろいろ仕掛けた

インクルーシブ教育研究会あぜみ
・コあぜみ毎月開催
・あぜみバーベキュー開催
・あぜみ公開研究会開催

RTI/PBS研究会開催、夏にはサマーセミナー開催。
CBEは何回やったかな?
インクルーシブな環境をつくりたい人のプラットホームEcosystem for Allもやったな。

その他、お呼ばれした勉強会やイベントでの講師も5回?6回?ほど?

仕事関連のイベント
・3月に杉並区での地域内連携イベント
・5月に学校連携イベント
・6月と11月に特別支援教育セミナー

これだけ公私両方でしゃべたので、さすがに人前でしゃべるのは慣れた。
まだ苦手だけど。

あとはとにかくお仕事をがんばりました。
自分で言うのもなんですが、研修はだいぶ極めた。
コンテンツの組み立てや伝え方など、だいぶブラッシュアップされたと思う。
あと、「組織」のことが少しわかってきた気がする。

別の領域のことを学びたくて、
新潟へ『学び合い』を見に行き、岐阜へ行動分析学会にも行った。

あとは自分の無力さや限界を感じた1年でもあった。

去年のキーワードは
「本質」「信頼関係」「組織」「魅力的」「仕掛け」「戦略的」「マネジメント」


きょねん書いたやりたいことメモのうち、できたのは半分ぐらいかな。
でも予定していなかったことをたくさんやった。
「とにかく仕掛ける!」ってのは達成できた気がする。


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今年やりたいこと!

・論文しっぴつ!(ずっと言ってる)
・コンサルテーションをもっと経験する
・研究者同士のネットワークづくり
・RTI/PBSのサマーセミナーをやる
・学会でシンポやりたい
・学校現場をもっとたくさん見に行く
・仕事で研究発表
・研修をパッケージ化
・杉並区にもう少しコミットしたい
・トークイベントみたいなものやりたい
・別の領域の人達とたくさんコラボしたい
・戦略的実験イベントや行動をする

去年学んだことの1つは、気が付いた人がひと肌脱いていかないと、何も変わらないということ。
だから、気が付く人を増やすきっかけをつくることと、自分自身がひと肌もふた肌も脱ぐってことをしていきたい。

だから弾んでいく!ぴょーんと跳び越えていく!

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