【イベント報告】インクルーシブな場は実験的。

今後イベント登壇した際にはなるべくブログで報告することにしました。
(いつまで続くかな…?笑)

さて、先日は杉並区のイベント
「“場”の可能性 ~杉並の場づくりスト大集合!!~」に登壇してきました。

このイベントは3年前?くらいに知り合った山之内凛太朗氏率いる一般社団法人ISP主催、杉並区共催のイベント。

登壇者はそれぞれ多様な場づくりをしている方々。
ダンス教室、英語教室、学校でのチームづくり、政治と若者をつなぐ場、杉並区民をつなぐ場…そしてなんだかよくわからないけどいろんな場づくりをしている私。
(最初に誘われた時にどの場の紹介をしようかまよったが…マイクラ部について紹介しました。)

地域にいろんな場の選択肢があることは、インクルーシブな社会づくりに繋がる。

第1部はそれぞれの場の紹介ビデオを見て、それについてみんなで超インプロなディスカッション。私たちが互いに質問をし合う。
それもマイクが聞きづらいというので、舞台にみんな座って参加者の方々と近い位置で話す。



第2部はワールドカフェ形式で参加者のみなさんと「場の可能性」「自分はどんな場づくりをするか」などについてディスカッション。




いくつか気づきを共有。

1)手段としての場づくり
私は「場をつくったるでー!」と思って場づくりをしたことはない。あくまでも手段として場をつくってきた。
例えば4年ぐらい続けた「教育について語る会CBE」。ここ2年ぐらいはやっていないけれど、思えばはじめての場づくりだったかもしれない。これは、自分が単純に一市民として教育について考える場が欲しかったからつくった。
そして他の場もつくって、壊して、つくって、壊して、つくってきた。

あくまでもコンテンツや場は手段であり、その先に大きなビジョンと強い志がある。
なので個人的には「場を続けること」が目的になるとしんどいんだろうな、と思う。
私にとって、場をつくることは手段。割り切っていると、自分が作ったものを壊すのにも躊躇しない。

2)自分がつくる「場」へのこだわり
私は自分が仕掛ける「場」にいろいろこだわっていることがわかった。
例えば私が仕掛ける場は実験的なものにしたい。
場は私一人でつくるものではなく、参加者とともにつくるもの。
私が計画したことをそのままやるのはつまらない。突発的なことが面白い。
予定調和的なアイスブレイクは今はまだ慣れたけど、昔は「ふん、こんなの参加しないもんねー」とアイスメイクしていた(笑)やな奴ですみません…
これは最近研修やセミナーでも同じ。
計画することで、参加者の方々を無視してその場を進行しようとしている自分がいやだ。
インプロ・実験的な場は想定外のことが起きる。そこから学びが起きる。
でもこれは、人によっては多分気まずいし、ドキドキすることなんだろう。
どんな集団や参加者でも、その人たちの「知りたい」「楽しい」を引き出し、その場にワクワクを起こせる場づくりストになりたいな。

3)場をつくる人を育てるのは難しい
これはワールドカフェの中で参加者のみなさんが言っていたことであり、私も思っていたこと。ビジョンがどこにあるのか、にもよるのだけれど。(場づくりストを育てることにあるのか、自分の場をたくさんの人に届けることにあるのか)
場への参加者はその場に参加したことに満足をして、それで終わってしまう。
「私も行動を起こしたい!」「場をつくりたい!」と思ったとしても実行するのはどうやら結構難しいらしい。
場への作り方にも結構実践知みたいなものが多分たくさんある。形式知はつまらない。
今回のイベントがおもしろかったのは、そんな実践知が共有される設計になっていたところ。


それぞれ異なる場をもっていても、今回の登壇者はみなビジョンに共通するところがあったのではないか、と思う。言語化したものをゆっくり聞く機会はなかったけれど、そんな気がした。
ぜひ次回はそれぞれの場を融合させるイベントやってみたい。

本当に「インクルーシブ」な場ってどんな場なんだろう。まだ答えは分からない。

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今月の私のイベント登壇リスト。興味ある方はぜひ。

2月14日(土)大阪
TUNE the NEXT-福祉も音楽も、HAPPYのためにある-

2月15日 (日)北海道
子どもの多様な学びを考える学習会〜教室風景からインクルーシブ教育の動向まで、理論も実践も夢も勇気も全部学びたい!

2月17日(火)東京
子どもの多様なニーズに対応する-インクルーシブ教育セミナー

2月28日(土)東京
第8回 Leaf学校連携セミナー

2月28日(土)東京
Teach For Japan × LITALICO 学校教育と民間教育の役割






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