私たちは最強のチームになれるはず

私たちは子どもたちの指導や支援について考えるとき、子どもたちにとって一番良い指導や支援のあり方を考える。

どんな教育機関の人だってそうだと私は信じている。

学校も塾も。
療育施設も。
公的機関も民間機関も。

みんなこどもたちが幸せになってほしいと考えている。
自分の人生を歩んで欲しいと思っている。


なのに、争いが起きる。
対立が起きる。
「どちらが優位か」が大切になる。
叩き合う。
揚げ足をとる。
ラベルやカテゴリーをつける。
ラベルやカテゴリーで判断する。
過度な一般化をする。
背景を見ようとせず表面だけ見て、もしくは一部だけ切り取って批判する。


「なのに」ではなくて「だから」かな。思いが強いからこそ。

何をもって子どもたちにとってのベストとするかの基準や、その方法が違うから。

いつのまにか「子どものために」が自分の都合のためになる。
自分のプライドのためになる。

「それは本当に子どものことを考えた意思決定ですか。発言ですか。」


でも、奥底にある思いはおんなじだ。
私はそう信じている。
いつのまにか忘れちゃうだけで。

学校の先生だって
心理士だって
親御さんだって
支援者だって
塾の先生だって


子どもたちにとって、なにが一番いいのかな?
みんないつもそう考えている。


だから、私たちがチームになったら、最強なはず。

なのにいがみ合いが起きるのはどうしてだろう。


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この間北海道で講演した時、
インクルーシブ教育実践のために
私は「多様性を力に変える経験を」と言い、素晴らしい実践報告をされていた通常学級教員のO先生は「対立を力に」とおっしゃっていた。


多様な価値観や考え方があるけれども、子どもに関わる人たちとは、本当に大切な「子どものために」からブレずにお互い学び合える、高め合える、エンパワメントしあえるチームでありたい。陥れるための非難より高め合うための批判や提案をしあいたい。



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3月1日に、杉並区の児童発達支援事業所があつまり、それぞれの実践を発表する報告会が開催される。

お互いのグッドプラクティスをシェアすることにより、全体の質をあげる。
エンパワメントしあう。
まっすぐ子どもたちにとってのベストを追求する。
そんな素晴らしい仕掛け。


そして、地域全体の進化を促進する。

私たちがチームとして動かなければ。

本当に大切なことから、
ブレずにいたい。


(私は残念ながら行かれませんが、興味のある方はぜひ!)





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